アラスカ・デナリ国立公園旅行記3

アラスカ・デナリ国立公園の旅
Ⅲ

いよいよカンティシュナへ

　朝起きると、快晴。すばらしい天気～♪
昨日の雨で濡れてはいるが、外のバーベキュー用のベランダで朝食のカップラーメンと昨日ドギーバッグをしたハンバーグを食べることにする。
あまり寒くなく、外は気持ちが良い。朝の散歩をする。川沿いにある道をブラブラ歩く。

１０時前に荷物を部屋の前に出しておけばピックアップしてくれると言われたので部屋に戻りパッキング。　10時半にチェックアウトして、鉄道の駅に行って見る。その後、谷を見下ろす丘の上に建つホテルに行く。高台にあるため、景色は抜群に良い。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

12：45がピックアップに時間なのでホテルにもどり、レストランで昼食をとり、送迎のバンに乗る。
カンティシュナ・ロードハウスのピックアップ場所である鉄道の駅でバスを待つ。バスがきたので眺めが良い左側をとる。紅葉が素晴らしく綺麗な季節で車窓からは赤、黄が深い緑を彩ってまるで絵のように美しい。
が、だんだん雲が多くなって低く垂れ込めてくる。途中まで舗装道路が続く。山並みと紅葉がマッチして、すばらしい景観をかもしだしている。日本で言う大雪山の紅葉を思い出した。山の奇麗さと偉大さはやはりアラスカの自然を大きさを感じる。

　サベージリバーからは未舗装道路になり、許可のない車は入れない。
思ったよりは悪路でなくて良かった。　山がより近くに迫ってくる。ドールシープが山の斜面に数匹かたまって草を食べている。かなり急斜面にいる。マウンテンシープだろう。バスが止まる。
カリブーだ！！えさを食べている！　すごい！！！

　　　　　
　　　

絨毯を敷いたような鮮やかな紅葉の中で、ゆったりと草を食むカリブー。
わ～～　星野さんの世界だわ♪
木々が黄色、オレンジ色に色づき幅広い川の流れが続いている。
冬の前の短い秋、、、、、。
対向のシャトルバスやツアーバスが巻き起こす砂煙の中、バスはゆっくりと走る。

またまた動物が！　今度はムースらしい！！！　それにしても、見つけるのが上手い人がいるなぁ。
　木々の間に立派なムースが！　初めて見た♪

自然の大きさ、偉大さを本当に感じる時である。山の裾野を曲がりくねりながら道は続いている。５時近くになり、少し霧が出てくる。山の鮮やかさが少し霞みがかかったような感じになってくる。
外に出るにはジャケットが必要なくらい寒い。　とうとう雨が降り出した。
雨に煙るツンドラの大地、、、。

物思いにふけっていると、急にバスが止まる。
グリズリーベアーの親子連れだ！

親はゆっくりと歩きながら子供はその回りを歩いて遊んでいる。可愛い～～♪　
しばらく親子連れの熊を観察、、、、、

名残を惜しみながらバスは走りだし、間もなく、高台の見晴らしの良いアイルソン・ビジター・センターに到着。　本来ならばマッキンリー山の雄大な姿が見えるはずなのだが、今日は残念ながら見えない(>_<)。
道は急な山の中腹を走って行く。ここからの景色はすばらしい。アラスカ山脈の山並み、紅葉がすばらしい山の裾野、さらにその下には川幅の非常に広い灰色の砂地が広がっている。
そこを過ぎると紅葉のツンドラに多くの池が点在してアクセントをつけている。　このあたりからは車もめっきり減ってきて、対向車もほとんど見かけない。右にカリブー、左にビーバーなど動物を見かける頻度も高くなってくる。
ビーバーは池がの中でなにやら、小枝をせっせと運んでいる。動くと水面が放物線の曲線を描くのでその動きがすごく分りやすい。ほのぼの、、、。　一匹かと思ったら、何匹かいるようだ。。冬眠のための準備なのだろうか。

　　　　　　　

間もなく、雷鳥に出くわす。一羽かと思ったら、次から次へと子供の雷鳥が姿を表し、親の後をちょこちょこ付いてくる。結局、道端に１０羽くらいになった。微笑ましい光景だ。　カルガモみたい、、。

また、カリブーの群やドールシープ、それに見たことのない動物が次々に現れるが、すでに８時近くになっていて、ドライバーさんは夕食が遅くなるのを気にしてスピードを上げる。
乗客がほれなんの動物がいるという言葉にも、無視して走る。
大きな湖が眼下に広がる。ワンダーレイクだ！！
しかし、ここでは高台からの景色を見て通り過ぎる。湖に沿ってバスはすすみ、ようやくカンティシュナ地区に入る。赤茶色のロッジ屋根が見えてきた。
ようやくカンティシュナロードハウスに到着。6時間以上のバスの旅でした。
川のほとりの小綺麗なロッジでした。ＮＨＫでやっていたアラスカ・トレッキングの番組で余さんが泊まったロッジだぁ、と変な感激をおぼえる。

　　　　　　ロッジの入り口

　到着すると、ロッジのスタッフの人がキャビンまで案内してくれる。　驚いたことに部屋の鍵がない。　予約した限られた人しかいないロッジ内なので、なにも犯罪は起こらないと言うことでしょうか、、。

到着が遅れたので、すぐ食事に来るようにと言われ、早速レストランへ。
ワインとカティシュナビールをオーダーする。　メインディッシュは、アラスカサーモンにしました。食事が終わるころ、スタッフの人がオリエンテーションをしてくださる。　
親切だ♪　明日のアクティビティーを予約して部屋に戻る。

ダブルベッドが二つでシャワーとトイレ。国立公園のなかのロッジなのでｂａｔｈｔｕｂはないのは仕方がないでしょう。これまで行ったアメリカの国立公園では共同バス、トイレのとこもあったものね。

明日のお天気、大丈夫かなぁ...........。

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