アラスカ・デナリ国立公園の旅8

アラスカ・デナリ国立公園の旅
Ⅷ

晴れ男のはずが、、、

９月３日、朝起きたらまた小雨だった。今回の旅行はどうも天気には恵まれていないようだ。
晴れ男トシの神通力もこれまでか、、、。　それともTOMOは雨女なのか、、。
今日は、Fairbanksへの移動日である。

でもこのまま帰るのはもったいないので、また一般車が入れるSａｖａｇｅリバーまで、車でいくことにする。
今日は寒いせいか、紅葉が一段と進んだ気がする。
朝９時頃で、天気も良くないせいか、車の数も少ない。

時々霧が晴れて、山が時々姿を見せる。途中で車が止まっているので、我々も車を止める。車から出ている中年の男性が、こちらに寄ってくる。
山の中腹くらいの所に、シープがいることを教えてくれた。でも、今は霧で見えないが、少したったらあの方向にいると指し示してくれた。しばらく待ってみる。外は晩秋の気配だが、日本では１２月の気温だろうか。
寒くて、ダウンジャケット、系との帽子、手袋を取り出す。
しばらくすると霧が晴れて、シープが姿を現す。
１匹見えてからは、どんどんその数は増え、少なくても10匹はいる。
山の崖に、へばりついて生活するのも、慣れているようだ。
外敵から身を守るための本能的なものを感じた。

ほどなく、Savageリバーまで来る。駐車場にはだれもいない。外にいると、寒くてじっとしていられない。

今までの気温がウソのようだ。
これでは９月中旬に道が閉鎖されるのも無理はないと納得する。
紅葉は一段と濃さを増した。

　帰りにデナリ駅に寄り、売店でコーヒーを飲む。
駅はまだ１１時前なので、人はほとんどいないが、日本人らしきカップル連れだけが、駅の外で列車を待っていた。

　ここから、いよいよアラスカハイウェイでｆａｉｒｂａｎｋｓに向かう。道はかなり空いている。車は前にも後ろにもいない。スピードは７０マイルくらいになっていた。４０分くらい走っただろうか。また、工事中の道に出会った。３０マイルは工事中になっている。日本では考えられない距離である。車の数が少ないからできるのであろう。２５マイルくらいのスピードでずいぶん長い間規制されてしまう。工事中の場所も過ぎた後、何カ所が、Sｃｅｎｉｃ　ｖｉｅｗポイントがあるが、デナリ国立公園の景色を見ているので、どの景色も印象が薄い。

２時間半ほどかかって、Fａｉｒｂａｎｋｓに戻る。まずは、土産ものを買うために、SafewayやFｒｅｄｍｅｙｅｒというスーパーマーケットに寄る。
ここはモールになっていて、Sｅａｒｓなど沢山のお店がモールを構成している。
お土産を沢山買い込んで、次はアラスカ大学の博物館に行く。

　ここはエスキモーの生活やオーロラーの現象、アラスカの動物の紹介があった。入り口では大きなグリズリーの剥製が出迎えてくれます。
また、博物館から少し離れた建物にはオーロラ観察の設備が揃っており、アラスカ大学はオーロラの研究が最も進んでいるそうで、オーロラ研究の建物にはShunichi　Akasofu氏の貢献が大きいと書いてあった。Mａｐ　ｏｆｆｉｃｅにはオーロラに関する学問的な研究のCDが販売されていたが、学術的すぎるし買っても後で見ないことがほとんどなので、止めることにした。
アラスカ大学の見学を終え、今日の宿泊先である　Rｉｖｅｒ’ｓ　ｅｄｇｅ　cottageに行く。
ここはチェナ川のほとりにあり、空港からも目と鼻の先である。
フロントでチェックインしようとするとインターネットで予約を入れておいたのに、入っていないと言われ、ちょっと焦る。　でも、部屋に余裕があったようで希望していたRiver　side　の部屋を貰える。
今までのキャビンのそばのネナナ川は流れが急であったが、ここは本当に静かな流れである。

　　　　　芝生の上で寛ぐトシ

コテージはまだ新しそうだった。何よりもバスタブがあるのが嬉しい～♪
コーヒーメーカーも付いていたので、外のテラスでコーヒーを戴く。

次の朝は早くに空港に行かなければならないので、一応念のため空港までの道を確かめることにした。
その道の途中に昔ながらの蒸気船の乗り場があったので、ｄｉｎｎｅｒクルーズがあるか確かめたが、本日はやっていないとのことだった。　残念。

空港までは一本道なので、これなら暗いうちの運転でも大丈夫そう。　空港まで１０分という非常に便利なロケーションにある。
帰りに、また、スーパーマーケットに行き、明日の朝ご飯用にサラダ、フルーツを買い、ホテルに戻る。
一応頼んでおいた空港までの送迎サービスをキャンセルし、オーロラが出た場合のｗａｋｅ－ｕｐ－ｃａｌｌを頼んだ。
この時フロントにいたのはアジア系の青年で親切でした♪

ちょっと休んで夕食に。
ここの食事も、まずまず。白ワインで乾杯しました。
夕方になって久しぶり晴れ間が見えた。ホテルの外は川の流れが夕日に照らされて、きれいに映し出されている。のんびりした一時である。
川のせせらぎを聞くと、なぜか心が落ち着いてくるんですよね。

隣はキャンピングカー用のパーキングで水道設備があり、たくさんのキャンピングカーがキャンプしていた。そういう旅も楽しそう～。　
　針葉樹林の間に夕日が沈む光景が印象的であったので、ビデオにおさめた。

　　　　　　　　　　　
夜中、１時から２時にかけて、オーロラが見えないかトシは時々窓を開けて空を覗いて見ていたが、見えそうになかった。残念(-.-)

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