アラスカ・デナリ国立公園の旅7

アラスカ・デナリ国立公園の旅
Ⅶ

デナリ最後の日、、

今日も朝から雨模様である。
昨日は早く寝たので、だいぶ疲れは取れている。朝は日本からもって来た米、佃煮の海苔、にインスタントみそ汁とカップラーメンの取り合わせという日本ではなかなかしない取り合わせではあるが、海外で食べるとこれが、なかなか美味しい。
油っこい食べ物ばかり続くとあっさりしているものがほしくなる。　
昼食用のおむすびも、作っておく。

今日はかなり遅い１０時の出発である。雨が降っているので、雨合羽を着て、まずはｈｏｒｓｅ　ｓｈｏｅ　ｔｒａｉｌに挑戦。
線路わきの駐車場に車をおき、出発。

線路脇がtrailのスタート地点である。　いつも線路脇を人が歩いているので不思議に思っていたのですが、これで納得。歩いて間もなくすると、ホースシューの形をした湖が見えて来る。
ここで、道を何かが横切る！　リスかな？　ナキウサギ？　TOMOは踏み潰しそうになって焦った。　モスの中に潜りこんだらしく姿を見せない、残念。
林の中を下りながら歩くと、池のそばにたどりつく。

静まりかえった湖、、、
森の中にひっそり、、、

しばし静寂に身をおき、ふたたび来た道を戻る。
次はＲｏｃｋ　Ｃｒｅｅｋ　Ｔｒａｉｌに挑戦。Ｔａｉｇａ　Ｔｒａｉｌを途中通って行くが、ただタイガの森を行く遊歩道である。

小鳥がさえずっている。　Ｒｏｃｋ　Ｃｒｅｅｋ　Ｔｒａｉｌの道を入ると、紅葉のきれいな道となる。
３０分くらいの登りの道が続く。
山の中腹に景色のきれいな場所にベンチがありここでベンチに座って、オニギリを食べる。外で食べるオニギリは非常に美味しい。
←パクつくトシ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

眼下にはＨｏｒｓｅ　Ｓｈｏｅ　Ｃｒｅｅｋが広がり、山や渓谷が紅葉に染まって欝美しい。
もう少し山を登り、紅葉のきれいな場所で休み、もと来た道を引き返した。
　

　　　　　　　　　　　　
　
Ｔａｉｇａ　Ｔｒａｉｌの手前で、Ｍｏｕｎｔ　Ｈｅａｌｙ　Ｔｒａｉｌに行く。ここはＨｅａｌｙ山への道であるのだが、途中のＢｅｎｃｈのあるところまで行き、見上げたＨｅａｌｙ山は登るにはかなり厳しそうな山なので、景色を楽しんで、ここまででひきかえすことにする

もと来た道を帰る。
ここはツンドラ地帯であるので、植物の根が浅く、少し引っ張ると、簡単に根っこが取れてしまう。
土はすべてがじゅうたんのようにふかふかしていて、弾力性がある。

駐車場で車に乗り込み、visitor　センターでデナリ国立公園の自然のスライドを見て帰ろうとすると、日本人の青年に声をかけられる。
「日本人の方ですか。　お願いがあるのですが。」
「　はあ。　」
実は、、、ということになり、英語がへたなので、お願いしたいとのことだった。
これから一人で、キャンプ場に行くそうなのだが、ワンダーレイクのキャンプ場の予約がとれないようなのだ。その代わりにＳanctuary　キャンプ場が３日分取れたのだが、それ以上はvisitorセンターでなく、直接電話予約することになっているとのこと。
でも電話が苦手なのでお願いしたいとのことなのだ。そして、本来ならばワンダーレイクキャンプ場に泊まりたいようである。
そこで、話の内容がわかったので、公衆電話で電話する。
話が繋がらず、指示どおりNO.を押しても、説明の内容しか聞こえてこない。
visitorセンターの人に聞くとかなり待っていないと繋がらないから、しばらく辛抱するように言われた。
再度、挑戦。ワンダーレイクキャンプ場が９月９日からしか空いていない。
９月６ー８日分の予約をしたいようだったが、Sanctuaryキャンプ場は早く行っていれば、そのまま泊まれるとのこと。
first　come,　first reserveとのことなので、最初の２日間が予約が取れているので、問題ないようだ。
結局、ワンダーレイクの予約が取れる日にちには帰る日のため、こちらは無理とのことになった。
日本からわざわざ来るのに、予約しないというのも問題ではあるように思えたが、９月になれば空いているとの情報で予約を入れず、来てしまったようだ。
ワンダーレイクのキャンプ場の人気があるのは、マッキンリー山と湖の景色が抜群なので、うなずける。
キャンパーの皆さん、予約は必ず取って出掛けましょう！

　車で、道沿いにあるグロサリーストアーで食料品とビールを買い込み、ガソリンを入れ、ホテルに戻る。
洗濯ものが溜まっていたので、Ｔｏｍｏはランドリーで洗濯することに。クオーターが８枚いるのでフロントで両替してもらう。
洗濯物の乾燥も終わり、５時過ぎに夕食の予約をグランドデナリロッジのレストランに入れ、５時半過ぎに、レストランに着く。窓側の席を予約したのだが、一番景色の良い場所が手配されていた。外からひときは目につく山の中腹に立つこのホテルからの景色は抜群である。ここは一泊２００ドル、カンティシュナのロッジが高かったので、ここはあきらめました。

　席についてほどなくアラスカ鉄道の列車が長い車両を連ねて、走って行くのが見えた。
注文はＴｏｍｏはワイン、Ｔｏｓｈｉはノンアルコールビールを注文した。
サーモンフィレーはアラスカに来て、最も美味しかった。Ｔｏｍｏはハリバットステーキを注文。ワイルドライスが添えられていてスパイシーで美味♪
お食事だけでも価値があると思います、お薦めです。

ゆっくり食事をして、キャビンに戻る。
明日は、フェアバンクスへ移動なので、デナリ最後の夜になりました。
なんだか名残惜しい、、。

ＢＡＣＫ　ＮＥＸＴ　ＨＯＭＥ